ミツマタ開花中


 

ミツマタの花盛り

ミツマタは中国原産です。椎葉では換金作物として植栽されていました。枝が三本に分岐するのが和名の由来です。利用される部位は樹皮でその繊維がお札の原料として利用されています。椎葉では早く開花する樹種の1つで春の訪れを感じさせてくれます。


2024.3.8 utsumi

今年のブナの結実は豊作?不作?

 高知大学の市栄先生との共同研究で、2020年4月以降、ブナの結実のモニタリングをしています。

2020年春は豊作、2021年春は不作、2022年春は並作、2023年春は不作でした。

今年はいったいどうでしょうか、、、。



2月末日に観察した冬芽の様子です。

いかがでしょうか、、、。

、、、、、、、、、、、。

私は今年も不作だと思ったのですが、どうでしょうか。。。


ところで、今年の2月はずいぶん暖かかったようです。




アセビ(上の薄いピンクの花)が咲いていました。遠目に、白い花も咲いていました(おそらくこれもアセビ?)。

春はもうすぐのようです。

2024.3.6 TK


宮崎演習林施設の紹介

 宮崎演習林の宿泊施設は大変充実しています。今回はその一部を紹介します。

基本的に2段ベッドです。ひとつの部屋に最大8名宿泊でき、4部屋あります。
各ベッドには、プライベート空間を少しでも維持できるようにカーテンを設置しています。

厨房です。基本的に必要な道具や調理機器がそろっています。
宮演周辺にはスーパーやレストランがないので、
基本的には宿泊者は自炊して頂いています。

簡単な実験室もあります。

洗面所です。ドライヤーもあります。

洗濯機と乾燥機が2台ずつあります。洗剤もあります。

教員部屋は2つあり、そのうちひとつはこのような二間続きの和室です。
旅館のようにきれいです!
これとは別に、ベッド2台が設置されている部屋が1つあります。

椎葉資料館(標本展示室)もあります!

宮崎演習林でサンプリングされた動植物の標本がたくさんありますので、
お越しの際はぜひご覧ください!

お風呂は大小2つあります。こちらは小さい方です。
お湯の量があまり良くないのが欠点です。。
シャンプー、リンス、ボディソープ完備です。

こちらは食堂です。
お越しの際には部屋にちりばめられているオブジェをお楽しみください。

講義室もあります。

写真にはありませんが、宮演の一番の自慢はトイレがきれいなことです!
快適な宮演ライフをご満喫ください~~!!

Katayama

研究成果が新聞に取り上げられました!

宮崎演習林のある九州脊梁の山にはブナが生育しています。ブナは青森のような寒い地域で主要樹種となる樹種ですが、九州でも高標高の山岳エリアにはブナ林が広がっています。ブナ林の下にはササが密生していることが多いのですが、最近シカが増えてササを全て食べてしまい、林床(森林の地面の部分)には何も生えていないブナ林が増えてきました。ササがなくなった森林では土壌侵食が発生し、ブナの大木が死に始めているところもあります。ササがなくなったことが森林生態系にどの様な影響を与えているのか、というテーマについてここ数年、宮崎演習林を中心に研究を進めてきました。その成果の一部が新聞に取り上げられていますので、ぜひご覧ください!

朝日新聞デジタルは有料版ですが、11月25日10時頃までは全文読めますので、ぜひこの機会に~!


宮崎日日新聞にも掲載されました!こちらのサイトは全文ではないのですが、、、

九州大学企画部長、財務企画課長、資産活用課長ほか一行来演

 令和5年11月7日(火)~8日(水)に本学・企画部長、財務企画課長、資産活用課長ほか一行が、宮崎演習林視察のため、来演しました。

 最初に庁舎内で演習林の歴史、概要について説明し、活発な質疑応答が行われました。


 続いては、車3台に分乗し、実際に宮崎演習林内に入ってもらい、 獣害対策や林内での実験、研究内容の説明を行いました。ここでも活発な質疑応答が行われました。(説明する先生はうれしそう)

 

 展望が開けた場所では、演習林の敷地の広さを実感していただきます。

記念撮影もパシャリ。

 


 最後には、昨年度の台風14号被災箇所を現地確認。

 


 翌日は人吉試験地に場所を移し、人吉試験地の宮崎演習林バックアップ拠点としての意義を説明し、2020年度の水害についても説明しました。


 本学・伊都キャンパスとはかなり遠く離れていて、事務の方々が宮崎演習林を訪れる機会はなかなかないことだと思います。

 実際に宮崎演習林の現地で体感し、情報交換をおこなうことは双方にとってとても意義あることだと思いますので、本部事務の方々のまたの来訪をお待ちしております。


2023/11/9 吉本

椎葉の森の崩壊地、その後の回復は、、、?



椎葉の森では、地形が急峻であったり、大雨の頻度が高かったりして、大小さまざまな規模の斜面崩壊がしばしば起こります。

2022年9月の台風でも崩壊が多数発生しました。

過去に撮影された航空写真やベテラン技術職員の経験を頼りに、ここ宮崎演習林内で、いつ起こったかがわかる崩壊跡地を特定し、崩壊後の回復がどれくらい進んでいるのか、進んでいないのか、宮崎大学、九州大学(本学)の方々を中心に、調べることになりました。


このような斜面で、土層の深さをはかります。



けっこうな急斜面です。



スケールの大きい崩壊跡地です。

とても小さいですが、安全に気を付けながら、斜面を下りているところです。



最後に、癒しスポットで記念写真です。

今後、ますます大雨が激化するとの予測もあり、今後の椎葉の森のありようを考えるうえで、このような息の長い、地道な研究が大切なのではないかと考える今日この頃です。

2023.11.07 TK

紅葉

 10月中旬から徐々に紅葉が始まりました。

「紅葉」と言っても樹種によって様々で,鮮やかな赤真っ赤黄色と彩りに違いがあります。

林内を歩いて,目立った「紅葉」を ご紹介します。

2023.11.06 kubota

 

シラキ(トウダイグサ科)

ブナ(ブナ科)

ミズナラ(ブナ科)

ヤマウルシ(ウルシ科)

ツタウルシ(ウルシ科)

コハウチワカエデ(ムクロジ科)

コミネカエデ(ムクロジ科)

エンコウカエデ(ムクロジ科)