クマタカを目撃!

先日、クマタカを二日続けて目撃しました。
クマタカ旋回中

このあかぎ通信でも過去に何度か紹介していますが、日本でも生息数が少ないとされる鳥です。
過去のあかぎ通信。2010年2月2013年5月2014年3月の通信


追われるクマタカ
先に見たクマタカは別の鳥に追われていました。追っているのは種類は分かりませんでしたがクマタカより随分小さい鳥です。縄張りに入ったのでしょうか?それにしても、クマタカが追われる姿は驚きでした。



のど元が膨らんでいる

翌日は違う場所で、クマタカが旋回している姿を見ました。よく見ると、胸の辺りにある食べ物を一時的に貯めておく「そのう」が膨らんでおり、食事のすぐ後だと思われます。こちらはうまく餌にありつけたようですね。

左羽が切れてるクマタカ

羽の欠けた箇所を見ると昨日とは別個体のようなので、複数のクマタカが周辺に生息しているようです。
今後もクマタカの姿を見続けられることを願います。

ヒレンジャクとヤドリギ


ヒレンジャクは頭に冠羽と呼ばれる目立つ羽を持ち、尾羽の先が赤い(緋色)スズメ目レンジャク科の鳥です。
冬に来る渡り鳥として知られますが、年により飛来数が大きく異なり、観察されない年もあるそうです。撮影時には10羽ほどの群れで飛んでいました。
ヒレンジャクヤドリギの実が好物だそうです。
かっこいいとんがり頭のヒレンジャク。尾の先が赤い。


ヤドリギは宮崎演習林でも良く見かける植物で、他の木の幹に半寄生します。
木の幹に付くヤドリギ
ヤドリギの実には粘り気があり、鳥に食べられ排泄されても、種子はねばねばに覆われています。高い枝で排泄された種子はねばねばの実によって、幹にくっつきます。
ヤドリギは鳥によって新たな木へと運ばれていきます。

木の幹にくっついたヤドリギの実と種

この日見たヒレンジャクも好物のヤドリギを食べ、種を新たな場所へ運んでいました。
長く伸びるフン
2015.02.09 ヤマウチ